社内研修 訪問介護系 【調理実習】 (2018-08-02)

訪問介護では、「減塩」をテーマに調理実習を行いました。

~高齢者が減塩をすると~
高齢者のQOL(生活の質)を保つ事につながります。
 ①心不全対策・・・塩は身体に水をためこむ→血液量が増えて心臓に負担がかかるため
 ②腎機能の負担軽減・・・肝臓で血液がろ過される→塩が多いと血流量、ろ過物も増え腎臓のろ過機能の落ちた高齢者には負担がかかるため
                  
~美味しく減塩するために~
 ①少ない塩分でもうま味を活かす
 ・だし汁の活用
 ・脂肪はうま味を引き立てる
 ②盛りつけ方法や食べ方の工夫
 ・調味料は「混ぜる」よりも、「かける」
 また、「かける」より「つける」方がより減塩になります
 
上記のとおり減塩の効果を学んだ後、6~8名の班になって調理し減塩食のマイルドな味わいを確認しました。同じレシピでも、ソースや野菜の切り方、肉の焼き方などで味の感じ方が変わることが体験できました。訪問介護職員として、利用者様にあった食べやすさと満足感につなげられるよう工夫していきたいと感じました。


≪ 調理実習メニュー ≫
・豆腐ハンバーグ
 和風あん(しいたけやしょうが、大根おろし等)
 洋風ソース(中農ソース、ケチャップ、バター等)
・ミルクみそ汁(好評でしたのでご参考に)
 水 300ml
 お味噌 大さじ1
 牛乳 大さじ1
 なめこ
 ネギ
・白和え
・温泉卵